古代ガラスと銀を使った茶杓です。
ガラスの色や形からインスピレーションを得てつくっています。
こちらは小さいかけらのなかでオーロラのような色の移り変わりを楽しめる古代ガラスを使っています。コツコツ集めている古代ガラスですが、このタイプにはなかなか出会うことができません。
乾いた状態では萌黄色や緑、青の印象が強いのですが、水に濡れた状態から乾く過程で赤や茶が見えてきて紅葉を思わせるような不思議な銀化です。
柔らかな色彩の中に秋から春にかけての生命の萌芽を感じられるようです。
自然光や白熱灯、蛍光灯など光源で変わる色合いも魅力ですのでぜひお楽しみください。
(使用により手の脂などが付くと銀化が見えなくなることがありますが、中性洗剤で軽くなでて洗い流すと輝きが戻ります)
今回は特徴的なガラスの形を生かして櫂先は丸くシンプルに仕上げています。
もともと空いていた穴で一点留め、小さな座金は刻みを入れて六花のようにしています。(とても小さいですがよく見ると雪花のようにも真上から見た水仙の花のようにも見えます。)
切り止めの一番下の部分は写真では細かすぎて写っていないのですが、座金と同様の刻みを入れた覆輪(底部のみ)のような仕上げを施しました。
ガラスが淡い色ですので、いぶし銀にはせず銀そのままの色で、ギラギラさせず柔らかな光沢感に仕上げています。
茶箱用のお茶碗だけでなく、普通のお茶碗にも充分に使える長さです。
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長さ:171mm(外櫂先のカーブに沿って測った長さ)
幅:櫂先の一番太いところで11.5mm強
柄の一番細いところで4mm弱
素材:silver970、ローマングラス
仕上げ:白仕上げ(銀そのままの色)
茶杓袋付
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こちらはsilver970を使用しています。
出来るだけ軽く仕上げるため、ひとつひとつ地金を塊から金槌で叩いて強度をもたせております。
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【ローマングラスについて】
ローマ帝国時代につくられたローマングラスには、表面が七色に光る現象が現れているものがあります。銀化現象と呼ばれ500年〜2000年以上乾燥した限られた環境の土に埋まることにより起こる、化学反応を起こした風化現象です。
当工房ではイスラエル、アフガニスタン等の地中に2000年近く(推定)埋まっていたものを使用しております。
もともとアンティークで風化したガラスですので、欠けや気泡、表面上にクラックが浅く入っているものもございます。
銀化は物理的な摩擦によって剥がれることもございます。お取り扱いにはご注意ください。
なお、今まで使用していて割れてしまったというご相談はございませんが、万が一破損の際には金継ぎ、金属による呼び継などの補修が可能です。